2016.12.23 Friday
師の教え
10年前にお世話になったとても厳しい先生がいます。
ある分野の先生なのですが、言うことすべてが人生全般に役立ちそうなことでした。
ときに耳に痛いのですが・・・今でも当時のメモなどを参考にする時があります。
一部紹介すると、こんなことを仰っていました。
「自分の思い方、考え方で他人と衝突する経験が少ないと、つまりもまれ足りないと、人から強く言われたり、考えを否定されると、まるで自分が崩壊すると錯角してしまうことがある。だから、今のうちに徹底的に自分の浅い考え、狭い考えを、もまれている人を見つけて、徹底的に潰してもらうことが大切だよ」
「何かを指摘されて、傷つくのは・・・それは過保護な環境や真の友人がいない中で育った結果」
「経験や知性の深い人から見た時、浅い人の考え方は退けられるのが当たり前。逆説的に言えば、衝突こそが自分の思いや考え方を鍛えるチャンス。そこから、逃げていては成長を望めない。長年、耳に優しいこと、楽しいことだけ、お気に入りの人だけがいる世界に居着いていたら・・・どんな結果が待っていると思う?」
10年経って今、本当にそうだなーと実感しています。
この先生は、今では世界中に弟子を抱える人。
10年ぶりに連絡を取ると・・・その先生のコラムに10年前のことを書いてくれていました。
本物の人の頭の片隅に自分の記憶が残っているというのは嬉しいもの。
来年の春前には数日の時間を設けて会うことになっています。
さて、この10年で師の目にはどう映るのか?
そんなことも楽しみになりました。
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